【コラム】”日本一ハンバーガーを愛するアーティスト”が語る「1000円マック」の本当の功績

「1000円マック」はマクドナルドさんにとってどういう経営戦略があったのかは解らないですけど、それが日本のバーガーカルチャーにもたらす最大の功績って、
「ハンバーガーもちゃんと作ると1000円ぐらいかかるんだよ」ってれっきとした事実を世に知らしめた事じゃないかと勝手に思ってます。

都心みたいに「グルメバーガー」のフードカルチャーが全く存在しない地方でハンバーガー屋さんを始めると、浸透するまではお客さんに
「ハンバーガーに7〜800円!?バーガーごときに高過ぎ!!」
とか、調理してると
「ハンバーガーぐらいすぐ出して!!」
とか平気で言われるらしです。
そういうマイナスからのスタートなので、地方でバーガー屋さんやるって、ホント大変らしいです。

でも今回の「1000円マック」のおかげで、少なくとも「ちゃんとした具材と手間隙かけたバーガーなら1000円ぐらいはかかる」って今まで日本(特に地方)にはほとんど存在しなかった理解を、マクドナルドさんの驚異的な店舗数とPR力で、日本全国隅々の老若男女に知らしめる事ができた、ってのは日本のバーガーカルチャーにとってもの凄い功績だと思います。

ファストフードやスナックとしてのハンバーガーも、ランチやディナーとしてのハンバーガーも、それぞれ長所があってどちらも大好きなハンバーガーです。今回のキャンペーンのおかげで、どちらもに幸をもたらす相乗効果となるといいですね!

マクドナルドさん、いつもありがとうございますー!

20.13.7.6 14:00 マクドナルド8号線福井店にて

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【コラム】「売れてない」アーティストでも、ギャラがもらえるようになる簡単な方法

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● はじめに『食えない負のループ』
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ミュージシャンやクリエイターなどアーティストなら誰しもが最初に陥るネガティブループって、以下の通りだと思います。

1. 頑張って自分の活動したい!けど頑張れば頑張る程お金がかかる!
2. 仕方無くたくさんバイトする!
3. 気付くとバイトばかりで中々本職に費やす時間体力気力が確保できない!
4. でもバイトしないと活動資金が無い!
5. #2へ

このループをしてるうちに、時間がたっていつの間にか情熱が薄れていってたり、
数年経てば自分を取り巻く環境が変わって辞めざるおえない状況に追い込まれてたり、
こんな風にして志が折れていく事がたくさんあると思います。

そしてこのループを脱せるかどうかが「好きな事で食っていけるか」を左右する最初で最大難関なのは、誰しもがうなずけると思います。

僕たちは今となればツアーをしながらやっとギリギリ音楽だけで生計を立ててますが(それもいつまで続くか!?笑)僕自身も1年前までは正にこのループのまっただ中にいましたし、そういう仲間のミュージシャンをたくさん見てるので、凄く良く解ります。

でも、実はこのループを抜け出す簡単な方法があると思います。
(もちろんたくさんある中の1つと思いますが)
僕がこのループの中にいた頃は中々気付けなかったし、誰も教えてくれる人もいませんでした。

実は、その方法は非常に簡単なんです。

その方法とは、以下の通りです。

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● 『ギャラがちゃんともらえるようになる簡単な方法』
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ギャラがちゃんともらえるようになる簡単な方法とは、

「自分の作品なりサービスなりを自信持って提供したのに、それが対価ゼロだった時」、

例えば僕はミュージシャンなのでライブに例えると、

● ライブハウスでちゃんとお客さんを呼んでライブしたのに(ノルマと相殺とかで)リターンがゼロだった時
● ストリートライブで、人が立ち止まって数曲聞いていったのに、そのまま立ち去った時
● 盛り上がったカフェライブで「アンコール!」って言ってた人が投げ銭をせずに帰っていった時

そんな時に、

 怒 る ! ! !

ただそれだけです。

もちろん、怒るのは、ライブハウスや、立ち去った人や、投げ銭をしなかった人に怒る訳じゃありませんよ。彼らには罪が一切無いどころか、ライブハウスではちゃんとした事前の契約を承諾して出演してる訳だし、ストリートやカフェで投げ銭をするかどうかはその人次第です。彼らに怒るのは全くの筋違いです。(勘違いしないでお願いしますね!)

じゃあ何に怒るかと言うと、

そんな状況にいる自分や、
そんな現状そのものに、

 怒 る ! ! !

ただそれだけです。

(はぁ?と思った方、まぁまぁ、もう少しだけお付き合いください。笑)

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● 『対価ゼロで怒らないのは、自分の作品やサービスに価値が無いと思ってるから』
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「怒るだけでギャラもらえたり食えるようになったら世話ないゎ」

なんて意見が聞こえてきそうですが、一歩とどまって、改めて考えてみて下さい。

・あなたはご自身の作品やサービスに、少なからず金銭的価値があると考えてますよね?
 →はい:次に進む
 →いいえ:お客さんにそれ伝わってます

・例えそれがライブなど形の無いモノでも、変わらず金銭的価値があると考えてますよね?
 →はい:次に進む
 →いいえ:お客さんにそれ伝わってます

・では、言わば”食い逃げ”されたら、怒るのが当然ですよね?
 →はい:じゃあ怒りましょう!
 →いいえ:あなたは泥棒です(笑)

つまり、

怒らない=自分は対価を払われる立場にいない

って自認しちゃってるって事なんです。
それは間違い無くお客さんなりクライアントさんに雰囲気で伝わりますし、現状に大きく作用してると言って間違い無いでしょう。

ラーメンを食べてお金払わず出ようとするお客さんがいたら。
八百屋さんで並べてある野菜を店頭から取って帰ろうとする人がいたら。
ラーメン屋さんは怒るでしょう。
八百屋さんも怒るでしょう。
でも何故か「売れてないから」ってアーティストは対価ゼロどころか、赤字でも、怒らないんです。
自分もそうだったのでその気持ちは120%解りますが、改めて考えてみると変ですよね。
(「投資だから」って思ってる人、最後の方にその回答もします。)

「怒ってるよ。怒ってるけど変わらないよ。」

なんて声も聞こえてきそうです。

たぶんですけど、それは

1. 実はあんまり怒ってなくて、受け入れちゃってる自分がいる
2. 怒ってるけど、自分や自分の置かれてる現状じゃなくて、他人や変えられない事に怒ってる

のどちらかではありませんか?心当たりありませんか?

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● 『怒ると開ける”プロ”への道』
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自分や自分が置かれてる現状に怒ると、どういう事が起きるでしょう。

:: 1. 自分の仕事の見直し
まず「もしかしてクオリティが低いのか!?」
って自分の作品やサービスを見直し始めると思います。
人がお金を支払ってる作品やサービス、いわゆる「プロ」のそれと、自分を比べると思います。
もちろんここで負けを感じれば、切磋琢磨すると思います。

:: 2. 方法の模索
次に「クオリティは問題無いぞ、じゃあやり方がマズいのか!?」
と、方法に疑いを持ち始めると思います。対価を払う意識のの無い人の為や、対価を支払われるシステムの無い環境では、活動をしなくなり、自分が戦いやすい戦場、つまり自分に合った市場を、探し始めると思います。

:: 3. 意識の改革
そしてそんなこんなを繰り返しながら、「プロと遜色無い仕事してるんだから、対価ゼロなんておかしい!」
という意識改革を元に、制作から交渉まで、自然と「対価を払われるべきアーティスト」にふさわしくなっていくはずです。
それは決して「偉そうになる」とかではないですよ。
偉そうに振る舞わなくても、おのずと
作品を聞けば/観れば、ライブを観れば、本人を前にすれば、
「この人は今は無名で売れてないかもしれないけど、プロと同じクオリティを提供してるな、それには対価を支払うべきだ」
と、自然とお客さんの方がそういう判断をしてくれます。
そして気付けば「プロ」と呼ばれ、相応に扱われるようになってると思います。

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● おわりに『将来への投資は、今から回収しはじめる。そして生活費に使う。』
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多くのアーティストが怒らずに対価ゼロでも働く最大の理由。
それは「これは将来の自分に対する投資だから」って自分に言い聞かせてるからだと思います。

でも心のどこかで「これは将来の自分に対する投資だから」という言葉に【逃げて】ませんか?

少なくとも僕は、そういう節ありました。

「これは将来の自分に対する投資だから」って思ってるうちは、
ずっと、投資し続けて、回収しないまま終るパターンに陥りがちです。
最初に提示したネガティブループがまさにこれですね。

だから、今から、ほんの少しでもいい、回収し始めましょう。
それに損は1つも無いはずです。

最初は1000円でも良いんです。
1本のライブでも1枚のイラストでも、1つの事例を1000円黒字にしてみてください。
(経費含めての、黒字にね。)

バイトで稼ぐ1000円より、自分の作品やサービスで稼ぐ1000円は、その金銭はわずかでも、それに費やした「時間」という多大なコストが自分の活動にそのままポジティブに反映される事によって、何倍もプラスに作用します。

そしてその1000円を、飲み代とか遊びに使ってしまうのではなく、
シャンプー買ったり夕飯の材料に使ったり、生活費として使ってみて下さい。

「あ、活動を通して稼いだお金が生活の一部になってる」
という実感が、さらなるポジティブスパイラルにつながるはずです。

それをもっともっと生活の一部に、そして生業にしたいと願望し、それに向けて四苦八苦するようになると思います。

とにかく負のループからほんの少しでも上向きな、正のスパイラルへ。

その際には「こんなはずじゃない!」って心底思える、
自分に対するそして自分が置かれた現状に対する
【怒り】
は、大きな力になってくれると思います!

気付けばあなたは、対価ゼロでも趣味的に活動できてる事で、満足してしませんか?
そんな自分に、そして現状に、

 怒 る ! ! !

ぜひ試してみてください、きっと変わる意識や景色があると思います!

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Sleepyhead Jaimie すわだいすけ
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アーティスト名 Sleepyhead Jaimie
アルバム名 Hamburger Diaries
品番 ATSP-1003 価格 ¥2,000

【コラム】話題のコラムの続編!たった500円なのにCD(-R)音源が売れずに嘆いていた僕たちが今は音楽で食えてる理由

ふとしたキッカケで書いたコラム( https://sleepyheadjaimie.com/blog/?p=7557 )が、まずはfacebookのシェア(600シェア以上)で、作家/ジャーナリスト佐々木俊尚さんのツイート(2100RT以上)で、そしてはてなブックマーク等を通じて完全に一人歩きし始め、多くの方に読まれる結果となり、非常に驚いてると同時に、一生懸命書いたかいがあったと嬉しく思ってます。まずは、読んでシェアしてくれた皆様、ありがとうございます!

さて。

チラホラ見かけた共通してる疑問へのお答えと、多くの方が早く読みたいと仰ってくれてた「じゃあアンタはどうしてんだよ」って話。お届けしたいと思います。

後半の方法論についてはミュージシャン的な専門知識になるので、幅広い方に理解いただくのは難しいと思いますが、そしてまたまた長編になってしまいましたが、始めた話なので責任持って最後まで完結したいと思います。よろしくお願いします!

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● パート1『前コラムのおさらいと、共通した疑問へのお答え』
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まずは前コラムのおさらいを簡単に。

前回、ライブハウスでたった500円なのにCD(-R)が売れないのは

【1】様々なハードルがあるから仕方無いです (マーケティングの4P:製品/価格/広告/場所などに触れつつ)
【2】更に言えば、本気で、それを売る事を商売として、食っていく気が無いor足りないからです

と述べました。

それに対し、一番よく見かけた疑問は

「結局CD(-R)がどうしたら売れるのか言ってないじゃん」
「ミュージシャンは演奏に集中すべき、販売はセールスマネージャー(レーベル等)に任せろ」
「結局最終的に精神論へと斜め飛びしてて元も子もない」

というものでした。

あまり答えにならないかもしれませんが、、、

:: 疑問1「結局CD(-R)がどうしたら売れるのか言ってないじゃん」

根本的誤解があるかもしれませんが、もし「ライブハウスでどうやったらCD(-R)が売れるのか」を聞きたいのであれば、僕は答える事ができません。そもそも「その行為自体が非常にハードル高いから、上手くいかなくても嘆く必要ないですよ」というのがメッセージの1つでした。それに対し、少しでも多く音源やグッズ等も含め売上が上がるようになるに僕たちがどうしたかは、”次の機会”(この記事)でお答えしたいと思ってました。

:: 疑問2「ミュージシャンは制作/実演に集中すべき、販売はセールスマネージャー(レーベル等)に任せるべき」

これに関しては(業界の状況を含め様々な要因により個人的にはそう思いませんが)そう思ってる方がいらっしゃるのは納得できますし、それはそれで120%正当性があると思うのでそれを否定するつもりも一切ありません。ただ、そもそも「CD(-R)が売れなくて嘆いてるミュージシャン」、つまり部分的なり販売等もマネジメントする願望がある人へのメッセージをしたつもりでした。

:: 疑問3「結局最終的に精神論へと斜め飛びしてて元も子もない」

これは確かにそう取られても仕方無い書き方をしてる部分があったと思います。

ただ、あなたが「ライブハウスで500円のCD(-R)音源売れない」と嘆いてるとしたら、ほぼ間違い無く、あなたはいずれどこかのレーベルや事務所と契約して、”売れ”て、必然と食えるようになる、それまでは食えなくて当たり前。そう思ってると思います。(またドキっとした人いると思います。僕も以前はそう思ってましたし。ちなみにそれは全く悪い事ではなく、1つのまっとうな方法です。)

それって、前回ラーメンの話が出てたので再度ラーメン屋さんの例を使うと、『いずれカップラーメンになってそれがコンビニで売れて、そのマージンで食っていこう、それまでは自分の店はずっと赤字でいいや』って思ってるのと同じ事です。そんなラーメン屋さん、いつまでたっても有名どころか、黒字にも、美味しくすら、ならない気がしませんか?

商売の世界ではありえない他力本願気質が、ミュージシャンの世界では、当たり前としてまかり通ってます。先に述べたとおり「ミュージシャンは制作/実演に集中すべき」説も十分解るし正当だと思うので他力本願気質も否定はしませんが、「赤字でいいや」のラーメン屋さんと同じぐらい、他力本願ミュージシャンが音源販売等の「商売」は、上手にしていけると思えません。

ハードルの分析もマーケティング4Pの応用も、言ってしまえば結果論。結局スタート地点に「おれはコレで食っていくんだ、その為だったら何だってしてやる」という気持ちがあって初めて、難題を乗り越えられるアイディアやノウハウが生まれ、それを実現する体力と精神力が沸くと感じます。

自己正当化するようで恐縮ですが、「結局精神論じゃん」と腑に落ちなかった方は、きっと何か素晴らしいアイディアやメソッドで、魔法のようにライブハウスでCD(-R)が売れるようになる方法を期待して読んでた人ではないでしょうか。むしろ、そんな魔法はありませんよ、嘆く前にまずは自分の気持ちと、置かれた状況を冷静に見直しましょう、それからです、という事が言いたかったです。

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● パート2『「じゃあアンタはどうしたんだよ」にお答えします。』
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それでは前置きに前置きを重ね、やっと実戦に入ってみたいと思います。
でもその前に最後の前置きを3つ。(またか)

:: 前置き1 これは結果論です。
「疑問3」でも言った通り、これからする説明は、言ってしまえば「手段は問わずそろそろ食えるようにならねば!」って必死になった結果の、後付けに過ぎませんのでご了承ください。

:: 前置き2 あくまで”食えるようになる”事を目標と設定します。
「ライブハウスで500円のCD(-R)を売る」事が最終目標ではないので、「ミュージシャンとして音源/グッズ販売やライブのギャラで食えるようになる」という事を何よりも最重要課題として掲げ、現在そのようになれた話をしますね。(もちろん派生的にCDやiTunes音源は、以前より格段に売れるようになりました。)

:: 前置き3 僕たちの活動スタイル解説
僕たちは現在「ハンバーガーソング」というハンバーガーの歌を代表曲として、それやその他オリジナル曲/カバー曲を全国のハンバーガー店(各地のバー、カフェ、レストラン)で歌い歩く、という事を活動の主体としています。詳しくはオフィシャルサイト( http://www.sleepyheadjaimie.com PC推薦 )をご覧下さい

それでは、本題に入りましょう。(やっと)
前コラムでマーケティングの4Pに触れたので、その流れで解説したいと思います。

●●● 以前 ●●●

まずは、僕たちの「以前」の4Pをご覧下さい。

この頃はフリーターをしながらいわゆる”バンドマン”をしてました。音楽による収入はゼロに近く、バイト収入で生計を立ててました。恐らく、ライブハウスを活動の中心としてる多くのアマチュアorレーベルや事務所に所属してるセミプロミュージシャンが、知名度が低いうちはこのパターンに当てはまるのではないでしょうか。

ポイントは
● ライブハウスで活動してる為、チケット代が相場で固定、更に出演料(ノルマ)がかかる為、無名なうちは、マイナスにはならずとも、出演ギャラとして入るお金はほぼゼロ。
● CDやDL音源がレーベル出資でリリースされている為、売れても100%自分の売上となる訳ではない。(自主制作でCD-R等を売ってるアーティストさんは該当しません)

そして何より前コラムで触れた通り、ライブハウスではCDやグッズが中々売れにくいという現実があります。
これでは、それこそどこかの事務所やレーベルに拾ってもらって投資してもらうまでは、生計を立てる事は無理難題です。
それでは、それがどう変わったのか、ご覧下さい。

●●● 今 ●●●

「今」の4Pを図解するとこうなります。

「ハンバーガーソング」という曲の誕生をきっかけに、全国のハンバーガー提供飲食店でライブするようになりました。現在はキャンピングカーで北海道から沖縄を目指す「47都道府県ハンバーガー食べ歩き 無期限ライブツアー」中。最低限ですが、ライブとCD/グッズ販売で、なんとか生計を立てる事ができてます。

どう変わったかを一言でまとめると、
『ライブ活動のプラットフォームをライブハウスからハンバーガー店(バー/カフェなど飲食店)に[Place]をシフトし、それが結果的にライブの[Price]を変える事になった』
という一点に尽きます。

それだけか、と思われるかもしれませんが、この[Place]のシフトが、何重にも[Price]に影響し、売上ほぼゼロだった僕たちを、最低限ながら生計を立てられるぐらいの黒字に転換する事が可能になりました。([Product]と[Promotion]はさほど変わってません)
その様子を解説してみたいと思います。

【決定的なポイント=赤文字】
● [Place] 知名度や動員力が低くても、主にお店の常連さんやたまたま居合わせたお客さん達の前でライブをする為、全国どこへ行っても、必ずある程度の集客が見込める(お店さんに感謝!)。更にはお店の数だけライブができるので(動員割れなどが無い)、毎月十本以上とハイペースでのライブが可能。
● [Price] 入場料(チャージ)を取らないパターンがほとんどなので、知らない方にも気軽に、過ごしやすい環境(飲食店で着席)で観てもらえ、更にお客さんは飲食代以外は出費ゼロスタートなのでCDやグッズを買いやすい。
● [Price] お店は飲食代で売上を確保している為、出演料(ノルマ)がありません。そして投げ銭(チップ/おひねり)ライブなので、その100%が自分達のギャラとりなり、更にその価格は青天井。(ごくまれですが、1人1万円以上で投げ銭いただける事もあります。)

【決定的では無いけれど、潤滑な運営に貢献してるその他のポイント=オレンジ文字】
● [Price] CD/DL/グッズ全て自主制作+自主販売なので、マージンが極めて低い。
● [Price] キャンピングカー生活なので、ツアー中も宿泊など運営費が低い。
● [Promotion] 企画力で興味を引き(キャンピングカーで、ハンバーガー店のみを無期限全国ツアー)により、多数のラジオ/TV出演をさせていただいてます。

(そしてもちろん、これらが前コラムで提言した「CD(-R)が売れにくいハードル」をクリアする事に一役買ってるのも言うまでもないと思います。)

:: 短所は?
もちろん弱点もあって、例えば、このモデルだと永遠にツアーしていないといけません。正直僕たち自身、ツアーが終ったらどうしようか(10月沖縄ツアーファイナル予定)、非常に悩んでます。笑。(まぁツアー終了後もずっと月十数本のライブを続ける、というボトムラインチョイスはあって、そのぐらいの覚悟はありますが。)
あとは月に可能なライブの本数も必然と決まってくるので、このままだと現状以上の売上という成長が見込めません。
この辺は、僕たちが今後必死になって考えていかなければならない部分です。

:: 注意!
「ライブハウスは儲からないからやめた方が良い」というメッセージに伝わるかもしれませんが、そういった意図は一切ありません。僕たち自身ライブハウスで生まれ育ったミュージシャンで、今でも好きだし出たいです。ライブハウスでしか表現できない音楽も、ライブハウスでしか実現できないビジネスモデルももちろんありますし、更にはノルマ制の長所もたくさんあります。たまたま僕たちは「ハンバーガーソング」をきっかけに活動の主軸をハンバーガー提供飲食店に移した際の、あくまで一例であって、ライブハウス否定論と勘違いしないようにお願いしますね!
あとレーベル出資でリリースするメリットも、もちろんたくさんありますよ!

:: 応用がきかないから役に立たない情報だ!
「アンタはハンバーガーネタをたまたま見つけて、それを突き詰めたらたまたま食えるようになった。偶然で他に応用がきかないから役に立たない情報だ!」
なんて声が聞こえてきそうです。そしてそれはその通りです。(まぁほんの少しぐらいは役立つノウハウもあると思いますが)
でも、先に言った通り、これは結果論で、始めから、無名ミュージシャンが誰でも食えるようになる魔法のメソッドなんて知りません。むしろ、ありません。
この方法が優れてる訳でも、もちろんこの方法しか無い訳でもありません。
僕たちのマインドと辿った道が少しのヒントぐらいにはなるかもしれませんが、これはあなたの音楽であなたが食えるようになる為のノウハウ紹介では無い事をご了承ください。

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● パート3『おわりに』
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実は、ラーメン屋さんの例が何度も出てくるのには、明確な理由があります。

食えないミュージシャンだった頃、僕はこう考えました。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

世の中にはこんなにたくさん個人経営ラーメン屋さんがあって、彼らは無名でもみな食えてる。
ラーメンという商品を扱い、店を開き、お客さんに対価をいただき、経営している。

それに比べ僕たち無名(いわば個人経営)ミュージシャンは、ほとんんど食えてない。
音楽という商品と、ライブハウスやCD店などがありつつも、対価をいただく事は少なく、万年赤字が当たり前。

ちょっと待てよ。

ラーメン屋の店主さん達は商売の天才か?
彼らが立派な経営者なのは確かだけど、決して全員が天才でも超人でもない。

じゃあ僕らミュージシャンが、全員救いようの無いぐらいバカなのか?
そんな事も決してない。

もしかしたら、僕たち無名ミュージシャンが総じて食えないのは、自分の音楽という”商品”に向き合い、そしてそれで喜んでもらって対価を得るという”商売”に、真剣にそして必死に向き合ってないからなんじゃないだろうか。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

そう考えました。

“アーティスト”なんて呼び名やプライドも、
なんとなく不変的に思ってた「音楽で食う」方法も、
鮮やかなスポットライトや豪華な機材が揃ったステージさえも、
一度ゼロにリセットして考えてみて、

自分と、
自分の音楽と、
そしてそれを心から喜んでくれる人達がいる場所。

音楽の価値って、
ミュージシャンという職業商売って、
本当はそんなシンプルなもんなんだと思います。

そして音楽だけじゃなく、ラーメンだって、ビールだって、きっと同じです。
作り手と、商品と、喜んでくれる人。
その3つをよく考え、提供の場を作り出し、そこに上手に運ぶ事さえできれば。
そして何よりその事に人生をかけるぐらいの「必死さ」で努力すれば。

きっと喜んでくれた人達が、あなたの商品に感謝、その努力に感動して、
そして喜びを対価として、あなたに返してくれると思います。

それが商売をする、という事なんじゃないかな、と今は思います。

47都道府県ツアーを始めて、そしてこれで生計を立てるようになってはや7ヶ月。
27都道府県の95店舗をまわり数知れない人達の前でライブをしてきた今、
僕たちは自分たちの音楽をこんな風に考えるようになりました。

おわり

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またありえない長文になってしまいました(汗)
前回の倍ぐらい、、。

「必死になれ」みたいな精神論や抽象論しか書かずに言いっぱなしで恐縮なので、またタイミングを見つけて次回は、ミュージシャンやクリエイターを始め、無名でもギャラ(など対価)をちゃんともらえるようになる簡単な方法、、、というか個人的な心得を書きたいと思ってます。乗りかかった船なので!三部作!(笑)

今回も、少しでも皆さんにとって、ふとした気付きになれば幸いです!
長々と、お付き合い本当にありがとうございました!

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Sleepyhead Jaimie
すわだいすけ

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アーティスト名 Sleepyhead Jaimie
アルバム名 Hamburger Diaries
品番 ATSP-1003 価格 ¥2,000

【コラム】たった500円なのにCD(-R)音源が売れない事に嘆いてるミュージシャンの皆様へ

僕のライブハウス時代からのバンド仲間がツイッターで
「ライブハウスで500円のビールやジュースみんな呑んでるのに、500円の音源すら売れないってキビしすぎるよね。」「音源の価値低すぎるだろっ」「ビール以下、という現実」
ってつぶやいてました。

でもそれは音楽や音源の価値が低いのではなく、
「音源を買ってもらう際のハードルを高くし過ぎてる」
からだと思うから、全然嘆くような事じゃ無いと感じます。

自分も似た経験を経ているので、色々思う事があって綴ってみようかと思いました。

長くなりますが、興味ある方はぜひお付き合い下さいね!

まずはその「ハードル」を、1つ1つ説明してみます。

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● パート1『購買を妨げているハードルは何か』
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:: ハードル1『そもそもお客さんはライブを見るのに既に1500円〜2500円既に払ってる』

そこにお客さんがいる時点で、その人はライブハウスの外でその他商品/サービスを買わずに、それなりの価格を払って、そのアーティストの音楽や人柄に触れに来てる。つまり、十分ビールより高い価値を見出してもらってると思うんです。既に欲求(ライブ音楽や触れ合う時間)を充足してる人に、更に財布からお金を出せ、というのはそもそもがかなり難しい話。

:: ハードル2『ライブハウスはCD(-R)を買う場所じゃない』

ライブハウスは文字通りライブを観たり、そのアーティスト本人に触れる場所であって、CD(-R)を買う場所じゃない。普通に考えれば、CD(-R)を買う場所はタワレコなどCDショップ、またはAmazonなど通販ですよね。ラーメン屋さんで「カップラーメンが売れない!」って言ってる状態をイメージすれば解りやすいかもです。これまた始めから難題な訳です。

:: ハードル3『そもそもCD(-R)というハードの需要が極めて少ない』

そもそもお客さんの大半はCD(-R)で音楽を聞いてないし、用途があったとしても1度リッピングする程度。中にはジャケやケースが欲しい人もいるかもしれないけど、まぁ少数派である事は間違い無いでしょう。
需要の無い商品は、安かろうが質が良かろうが、売れない/売るのが極度に難しいのは当たり前な事です。

:: まとめ

要するに、本来、本気で「音源を売りたい」と思ってるのであれば、
● 事前PR等で、お客さんが音源を買う事を目的としてるタイミングで
● 音源を買う意識になりやすい場所(CDショップなり、Amazonなり、iTunesなり)
● 使いやすい形で(今だったら間違い無くデータDLが一番でしょ)
提供して、初めて、商売としてのスタートラインに立てるというか、常識的に考えてそうしないと売れないのは当たり前です。

早い話が、ミュージシャンだろうが、アーティストだろうが、ライブハウスだろうが、良くも悪くも市場の原理や消費社行動は、いたって正常に働いていて、多くの「CDが売れない現象」は、それらを無視しているからに過ぎないと思います。

ちょっと専門的な事になりますが、マーケティングの基礎中の基礎で「4P」というのがあります。その4つのPとは、
Product = 製品
Price = 価格
Promotion = 広告
Place = 販売場所
です。この4つを最適に調整する事によって、初めて商品を購買へと導く事ができる、という事です。

「500円なのにCD(-R)が売れない」という嘆きは、4Pの中、1つのP(Price)のベクトルでしか考えられていません。
価格は安いとしても、「製品は本当にその形態でいいのか」「ちゃんと買う気にさせるPRをしたのか」「買うに適した場所で売っているのか」はスッポリ抜けています。

だから、嘆く必要は無いと思います。

嘆く前に、考える事、実行できる事がたくさんあるからです。

(「いいやそれでも断固としてライブハウスで、CD(-R)で売りたいんだ!」という方は嘆くしかないかもですけど。笑)

次のセクションでは、聞こえてきそうな異論に対して、説明しますね。

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● パート2『でも!!』
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:: 反論1『でもビールは売れるじゃん!!』

ライブハウスに高いお金を払って来てるお客さんは、先述の通り、ライブミュージックを楽しみに、そしてアーティスト本人と過ごす時間と経験を楽しみに来ています。だからちょっと酔っぱらった方が音楽を楽しめる人はその出費を惜しまないだろうし、アーティストと乾杯できたり少しでもグラスを交わしながら話せたりするのであれば、同じ500円ならその場を更に高揚させてくれるビールの方が手軽に手が伸びるのでは、って思います。
(それ以前に、その500円って、ドリンク代として強制的に受付で徴収されてる事の話じゃないですか?僕は経験上、ライブハウスってそんなにたくさんお酒が出るイメージありません。)

:: 反論2『でもここでしか買えないんだよ?』

「ライブハウスでしかCD(-R)を買えない」「iTunesなどDLは提供してない」これらは良く言えばプレミア価値に繋がるけど、仕方無くそうしてる場合は「ここでしか売れないからここで売ってるんでしょ」って目で見られてます、間違い無く。お客さんだってそのぐらい見れば解ります。もちろんそれは買う気だって削がれますよね。
【ニーズに答えられるのにあえて答えない】のはプレミア価値の創造だけど、【ニーズに答えられない/やり方を知らない/知ってるけど面倒】なのは商売する気がない、むしろレベルが低いアーティストと意識的なり無意識的なり、思われます。CDショップやAmazonで買えるのに「あえて」ライブハウスでアーティスト本人から買う事に希少価値があるんではないでしょうか。
さてCDを流通させていない事、iTunes等DLサイトに掲載していない事、これらを本当に自分とその商品を神聖化する為にできるのに「あえて」やってない?

:: 反論3『でも人気あるアーティストは物販でCDとかグッズ売れてるよ!?』

確かに人気アーティストであれば、市場の原理が歪んだり、覆ったりする事が多々ありますよね。誰しもが、好きなブランドのアイテムに対しては時間も価格も必要以上に費やします。AKBだって同じ商品をいくつも買うなんて、普通で考えたらありえない現象です。
でもそれは商品(アーティスト)にブランド力があるからできる事です。運営サイドは、商品が何であれ、ブランドを構築する為に多大な投資をしてきて、その戦略が成功させてるからです。
だから早い話が「そりゃもっと人気出ないとライブハウスでCD(-R)なんて売れないよ」というバッサリとした話になってしまいますね。
でも繰り返しになるけど、少なくともお客さんは既に「あなたのライブに対価を払って足を運んでる」って時点で、大きな目的は達成してる訳だから、そんなに悲観的になる必要も無いと思います。そしてライブハウスでCD(-R)を売る事がどれだけ難しいかは、先述の通りです。
それを覆す程の人気がまだ無い事は自覚して、もしかしたら人気を出す為のプロデュースは修正する必要があるかもしれませんけど、それは全く別のベクトルの話ですよね。

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● パート3『おわりに』
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色々難しく書きましたが、おわりに、それを全てシンプルに1行でまとめてみます。
その500円のCD(-R)が売れない理由、上記を全てまとめると実は一言で済みます。

「本気で、それを売る事を商売として、食っていく気が無いor足りないから」

その一言に尽きると思います。

これを読んでドキッとした人、いると思います。
僕もライブハウスを中心として活動してた頃だったら、ドキッとしたと思います。
僕自身、全く同じ悩みを抱え全く同じ道を辿ってきたので、振り返るとそう思います。
今でも、日々肝に銘じないといけない事だと自戒も含め書いてます。

CDでもビールでもラーメンでも何でも、生半可な気持ちで適当に売って、売れるモノなんてこの世にありません。(特にミュージシャンは原盤制作の段階で精魂を込めても、販売の段階で怠ける傾向があると思います)

「あなたの本気が足りない」なんて偉そうに聞こえるかもしれませんが、いや、そういう事じゃなくて、こう考えてみて下さい。

「ビールより価値が低い」って言うけど。

ビールメーカーの人達が、どれだけの頭脳/技術/資本/人材を投入して、製品開発から営業までしてるか、考えてみて、それでも自分の、同じ500円のCD(-R)の方が価値が高いと言えますか?
正直、胸を張って「勝ってる」と言える人は、中々いないのではないでしょうか。

結局、最終的にはそういう事だと思います。
売れないのは、才能や人気や商売上手さの差なんかはサブ的要因に過ぎなくて。

競合(ビールであれ他アーティストであれ)に比べて、あなたの「必死さ」が、悲しいかな、負けているから。それぐらいシンプルな事なんだと思います。そしてそういうシンプルな事に、お客さん達は心や体を動かされて、その価値を貨幣を引き換えに手に入れたいと思うのだと感じます。

今、全国をキャンピングカーでまわり、各地のお店でライブを観てもらった方々にCD/グッズ購入や投げ銭をしていただいて生計を立てている身として。
そして嘆いている方達と同じようにライブハウスで生まれ育ち歩んできたミュージシャンとして。

こんな風に思いました。

おわり

いやー、想像を遥かに超える長文になってしまいました(汗)
そしてツアーの合間合間にこれ書くのに4日ぐらいかかりました(笑)

ここから「じゃあアンタはどうやってんだよ」って所に答えていこうかと思いましたが、さすがに長過ぎるのでそれは次の機会にしたいと思います。
少しでもミュージシャンの皆さんにとって、ふとした気付きになれば幸いです!
お付き合いありがとうございました!

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Sleepyhead Jaimie
すわだいすけ

※ 続編書きました!
「たった500円なのにCD(-R)音源が売れずに嘆いていた僕たちが今は音楽で食えてる理由」

【コラム】話題のコラムの続編!たった500円なのにCD(-R)音源が売れずに嘆いていた僕たちが今は音楽で食えてる理由

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アーティスト名 Sleepyhead Jaimie
アルバム名 Hamburger Diaries
品番 ATSP-1003 価格 ¥2,000